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口鬚
ふりがな文庫
“口鬚”の読み方と例文
読み方
割合
くちひげ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちひげ
(逆引き)
太郎は卓の東南の隅にいて、そのしもぶくれのもち肌の頬を酔いでうす赤く染め、たらりと下った
口鬚
(
くちひげ
)
をひねりひねり酒を呑んでいた。
ロマネスク
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
この時、
群集
(
ぐんじゅ
)
を
押分
(
おしわ
)
けて、
捫着
(
もんちゃく
)
の中へ割って入ったのは、駐在所の
塚田
(
つかだ
)
巡査。年の
壮
(
わか
)
い、色の黒い、
口鬚
(
くちひげ
)
の薄い、小作りの男であった。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
軒先に自転車ごと入りながら、ブラシのような
口鬚
(
くちひげ
)
と、ブツブツのある肥った顔の四十男は、意地の悪いニヤニヤ笑いをした。
冬枯れ
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
口鬚(くちひげ)の例文をもっと
(11作品)
見る
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
鬚
漢検1級
部首:⾽
22画
“口”で始まる語句
口惜
口
口吻
口説
口髭
口籠
口許
口上
口調
口々
“口鬚”のふりがなが多い著者
金子ふみ子
徳永直
葛西善蔵
太宰治
岡本綺堂
田中貢太郎
寺田寅彦