“捫着”の読み方と例文
読み方割合
もんちゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よいに乗じて種々いろいろ捫着もんちゃく惹起ひきおこしているうちに、折悪おりあしくも其処そこへ冬子が来合わせたので、更にこんな面倒な事件を演出しいだす事となってしまった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
無法にもシッキムの地域内に城を築いたものですから、英国政府の方でも黙っては居らない。その捫着もんちゃくが持ち上って遂に今より十六、七年前に
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
生前にいろいろの着物を縫って着せるのが楽しみであった人形を入れてやろうかやるまいかということについて、女の連中がまた捫着もんちゃくしていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)