“捫択”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もんじゃく50.0%
もんちやく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいは鰹節かつおぶしを惜しまず他家の猫を誘いくくって放たず、ために比隣反目して白井権八しらいごんぱちは犬の捫択もんじゃくから人を殺して逐電したが、これは猫の手も間に合せたい多忙中に猫から大喧嘩を起し
あ、いた! さう強くくから毎々球がころげ出すのだ。風早の球はあらいから癇癪玉かんしやくだまと謂ふのだし、遊佐のは馬鹿にやはらかいから蒟蒻玉こんにやくだま。それで、二人の撞くところは電公かみなり蚊帳かや捫択もんちやくしてゐるやうなものだ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)