“縞目”の読み方と例文
読み方割合
しまめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平生へいぜい腰かがみて衣物きものすその引きずるを、三角に取り上げて前に縫いつけてありしが、まざまざとその通りにて、縞目しまめにも見覚みおぼえあり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
縞目しまめのところは更にわからない、地質の点も不明なのですが、一見してわかるのは、その桁丈ゆきたけの極めて短いということだけです。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
すぐ、彼の姿は、大きな杉と杉との縞目しまめの中を通っていた。——そこを過ぎて、次の山蔭へ入ると、しばらく姿は見えなかった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)