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縞絽
ふりがな文庫
“縞絽”の読み方と例文
読み方
割合
しまろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しまろ
(逆引き)
そこへちょうど店の
神山
(
かみやま
)
が、汗ばんだ
額
(
ひたい
)
を光らせながら、足音を
偸
(
ぬす
)
むようにはいって来た。なるほどどこかへ行った事は、
袖
(
そで
)
に
雨
(
あま
)
じみの残っている
縞絽
(
しまろ
)
の羽織にも明らかだった。
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
宿では母と
嫂
(
あによめ
)
が
欄干
(
らんかん
)
に
縞絽
(
しまろ
)
だか
明石
(
あかし
)
だかよそゆきの着物を掛けて二人とも
浴衣
(
ゆかた
)
のまま差向いで坐っていた。自分達の姿を見た母は、「まあどこまで行ったの」と驚いた顔をした。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そのうち
結城紬
(
ゆうきつむぎ
)
の
単物
(
ひとえもの
)
に、
縞絽
(
しまろ
)
の羽織を着た、五十恰好の赤ら顔の男が、「どうです、皆さん、切角出してあるものですから」と云って、杯を手に取ると、方方から手が出て、杯を取る。
割箸
(
わりばし
)
を取る。
百物語
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
縞絽(しまろ)の例文をもっと
(4作品)
見る
縞
漢検準1級
部首:⽷
16画
絽
漢検1級
部首:⽷
13画
“縞”で始まる語句
縞
縞柄
縞目
縞物
縞縮緬
縞模様
縞羅紗
縞蛇
縞馬
縞木綿
“縞絽”のふりがなが多い著者
夏目漱石
森鴎外
芥川竜之介