“しまろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縞絽80.0%
四馬路20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうち結城紬ゆうきつむぎ単物ひとえものに、縞絽しまろの羽織を着た、五十恰好の赤ら顔の男が、「どうです、皆さん、切角出してあるものですから」と云って、杯を手に取ると、方方から手が出て、杯を取る。割箸わりばしを取る。
百物語 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
帷子かたびらの上に縞絽しまろの羽織か何かひっかけてやって来た。
田端日記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
我々は食事をすませた後、にぎやかな四馬路しまろを散歩した。それからカッフェ・パリジャンへ、ちょいと舞蹈を覗きに行った。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)