“四馬路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
スマロ44.4%
すまろ22.2%
しまろ11.1%
スマル11.1%
スーマロ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、おたがひ微醺びくんびてへんはづつた氣分きぶん黄包車ワンポイソオり、ふたゝ四馬路スマロ大通おほどほりたのはもうよるの一ぎだつた。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
四馬路すまろの雑踏のなかで支那人の労働者が過激の渡説を始めたがたちまち警吏のために捕縛ほばくされてしまった。
地図に出てくる男女 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
我々は食事をすませた後、にぎやかな四馬路しまろを散歩した。それからカッフェ・パリジャンへ、ちょいと舞蹈を覗きに行った。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
また劇場や茶館のつらなった四馬路スマルにぎわい。それらを見るに及んで、異国の色彩に対する感激はますます烈しくなった。
十九の秋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
大馬路だいマロ四馬路スーマロ茶楼ちゃやなどへ行って、客を引くところの拉的野鶏らってきやけい、つまりこの二種類なのです。