“スマロ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:すまろ
語句割合
四馬路100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予は明治の末年に、上海四馬路スマロの杏花楼で中食を人から饗せられた記憶を喚び起したが、大連第一位の此楼の室内配置は可なり杏花楼と異つてゐるやうに感ぜられた。
四馬路スマロ菜館さいくわん廣東料理くわんとんれうり舌皷したつゞみち、外國人ぐわいこくじんのバアでリキユウルをすすり、日本料理屋にほんれうりや藝者達げいしやたち長崎辯ながさきべんき、さらにフランス租界そかい秘密ひみつ阿片窟あへんくつ阿片あへんまでつてみた。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
勿論僕もその一人だ。南京路ナンキンロ四馬路スマロなどの繁華雑沓ざつたふは銀座日本橋の大通おほどほりを眺めて居た心持こゝろもち大分だいぶんに違ふ。コンクリイトで堅めた大通おほどほりやはらかに走る馬車の乗心地が第一にい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)