“租界”の読み方と例文
読み方割合
そかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのために、そこら中は水だらけと相成(あいな)り、水は集り集って、租界(そかい)を洪水(こうずい)のように浸(ひた)してしまった、本当の話ですよ。
先(ま)づ四馬路(スマロ)の菜館(さいくわん)で廣東料理(くわんとんれうり)に舌皷(したつゞみ)を打(う)ち、或(あ)る外國人(ぐわいこくじん)のバアでリキユウルをすすり、日本料理屋(にほんれうりや)で藝者達(げいしやたち)の長崎辯(ながさきべん)を聞(き)き、更(さら)にフランス租界(そかい)の秘密(ひみつ)な阿片窟(あへんくつ)で阿片(あへん)まで吸(す)つてみた。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
その頃には日本の租界(そかい)はなかったので、領事館を始め、日本の会社や商店は大抵美租界の一隅にあった。唯横浜正金(しょうきん)銀行と三井物産会社とが英租界の最も繁華な河岸通にあったのだという。
十九の秋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)