“そかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
疎開64.7%
素懐17.6%
租界14.7%
阼階2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京から疎開そかいしてきたまま伊東に居ついているI小児科の院長は急いで注射したあとで、「六十パーセントまでは大丈夫ですが」といった。
親馬鹿入堂記 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
つまり桔梗の方は、殺された父が鼻のないために極楽往生の素懐そかいを遂げられず、長く宙宇に迷っているような気がしたのである。此れは彼女として実に堪え難い傷心事であった。
四馬路スマロ菜館さいくわん廣東料理くわんとんれうり舌皷したつゞみち、外國人ぐわいこくじんのバアでリキユウルをすすり、日本料理屋にほんれうりや藝者達げいしやたち長崎辯ながさきべんき、さらにフランス租界そかい秘密ひみつ阿片窟あへんくつ阿片あへんまでつてみた。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
郷人の飲酒するとき、杖者じょうしゃ(老人)づればすなわち出づ。郷人のおにやらいするときは、朝服して阼階そかいに立つ。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)