“そくわい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
駔儈40.0%
溯洄20.0%
素懐20.0%
素懷20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだし芭蕉の盆石ぼんせきが孔夫子の泰山たいさんに似たるをいふなり。芭蕉かつて駔儈そくわいふう軽薄けいはくしふ少しもなかりしは吟咏ぎんえい文章ぶんしやうにてもしらる。此翁は其角がいひしごとく人の推慕すゐぼする事今に於も不可思議ふかしぎ奇人きじんなり。
わたくしは単に蘭軒が豊洲を師としたと云ふよりして、わざ/\溯洄そくわいして叢桂社に至り、特にこれを細説することの愚なるべきを思ふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
戦国の群雄が素懐そくわいとした上洛の理想は、尾張に崛起くつきした織田信長によつて遂げられたが、かうして、一躍新武家時代の寵児となつた信長は、上洛の栄誉をると同時に
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
うませいよいよさかえ行けるに母のお勝も大いに安堵あんどし常に念佛ねんぶつまい道場だうぢやうに遊びき庄兵衞が菩提ぼだいとむら慈悲じひ善根ぜんこんを事としたれば九十餘さい長壽ちやうじゆたも大往生だいわうじやう素懷そくわい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)