“大往生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいおうじょう71.4%
だいわうじやう14.3%
だいおおじょう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女の実家は仏教の篤信者とくしんじゃで、彼女の伯母おばなぞは南無阿弥陀仏なむあみだぶつとなえつゝ安らかな大往生だいおうじょうげた。彼女にも其血が流れて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
つがせ其身はたゞ明暮あけくれ念佛ねんぶつの門に入て名號みやうがうとなふるほか他事たじなかりしとぞ依て追々おひ/\佛果ぶつくわを得富右衞門は長命ちやうめいにてつひに年齡八十一歳に至りねむるが如く大往生だいわうじやうを遂げしとぞ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「まったく、あの毒虫にしちゃ、もったいねえような大往生だいおおじょうで、みなも、呆気にとられたくれえなんでございますよ」
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)