“後生往生”の読み方と例文
読み方割合
ごしょうおうじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日はこれおたがいが、後生往生ごしょうおうじょうのためというて集まったこの席で、人の物を盗ろうというものは、よくよくお気の毒なしょうに生れついたものじゃ。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
すると康頼やすよりおこったぞ。ああ云う大嗔恚だいしんいを起すようでは、現世利益げんぜりやくはともかくも、後生往生ごしょうおうじょう覚束おぼつかないものじゃ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「神妙、神妙、一心に帰命頂礼きみょうちょうらいすれば、後生往生ごしょうおうじょううたがいあるべからず」
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)