“後生大事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごしょうだいじ94.4%
ごしやうだいじ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今も、十能の中に、かんかんとおこった炭火をたくさんに盛って、それを後生大事ごしょうだいじに抱えながら、二階の梯子はしごを上りにかかりました。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大辻の方は、「岩」の足型を後生大事ごしょうだいじかかえているのに対して、わが三吉は理科大学の造築場へ、月島からはこんできた青い土に眼をつけている。
地中魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
が、手紙てがみ後生大事ごしやうだいじしまつておくところからると、其後そのごなにかの事情じゞやうで、たがひへだたつてはゐても、こゝろいまへだてぬなかだとふことはあきらかである。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)