“ごしょうだいじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
後生大事77.3%
後生大切22.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心をめし贈物おくりものは書生の悪戯いたずらに成りしとも知らず、大原満は奉書の包紙がしわにならぬよう、かけたる水引がまれぬようと後生大事ごしょうだいじに大なる風呂敷へ包み
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
淡島家の養子となっても、後生大事ごしょうだいじに家付き娘の女房の御機嫌ばかり取る入聟形気いりむこがたぎ微塵みじんもなかった。
人間ばかりか犬畜生でも。小鳥、金魚も場合によっては。後生大切ごしょうだいじに介抱されます。それに引換え精神病者は。病気の正体わからぬお蔭で。赤い煉瓦か野山の涯か。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そうだ、あの時、岡本兵部の娘は、石の羅漢の首を後生大切ごしょうだいじに胸に抱えて、蝋涙ろうるいのような涙を流し
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)