“往生際”の読み方と例文
読み方割合
おうじょうぎわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとまあ何としたことだ、又してもむつくり黄色い頭がもちあがつたぢやないか。何たる往生際おうじょうぎわの悪いやつだ、と僕は思はず舌うちしたね。
三つの挿話 (新字旧仮名) / 神西清(著)
「すると、僕の方はまだ別の美人に希望を持っていいのかな」と、ドレゴは往生際おうじょうぎわが悪かった。それに止めを刺すかのようにエミリーが早口に喋りだした。
地球発狂事件 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
だが、自雷也は偉い、あれは、義賊だからな。だから、日本まで名が伝わった。泥棒でも、何かしておかないと、往生際おうじょうぎわに人にわらわれるよりも、何だか、一生涯を
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)