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素懐
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そかい
ふりがな文庫
“
素懐
(
そかい
)” の例文
旧字:
素懷
お
許
(
もと
)
が、あちらへ参ったら、覚淵御房にお会いして、伊豆、箱根、三島の三社へ、頼朝の代りに、
素懐
(
そかい
)
の大願成就の願文を捧げていただくように、お願いしておいて欲しい。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
つまり桔梗の方は、殺された父が鼻のないために極楽往生の
素懐
(
そかい
)
を遂げられず、長く宙宇に迷っているような気がしたのである。此れは彼女として実に堪え難い傷心事であった。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「生者は必滅のならい。執着して、
徒
(
いたず
)
らに往生の
素懐
(
そかい
)
を乱さるるな」
閑山
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
近頃の疑念が残りなく晴れ、往生の
素懐
(
そかい
)
をとげたということである。
法然行伝
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
往生の
素懐
(
そかい
)
を遂げたといわれております。
現代語訳 平家物語:10 第十巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
ちょうどことし七年の
回忌
(
かいき
)
を機として、一画像を
表具
(
ひょうぐ
)
させ、それをこの夏、妙心寺に納めて
供養
(
くよう
)
をいとなもうという考えのもとに、折よくこの地方へ旅して来た
海北友松
(
かいほうゆうしょう
)
に
素懐
(
そかい
)
をのべて
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“素懐”の意味
《名詞》
素懐(そかい)
もとよりの心。平素の志懐。平常、心に思うこと。
出家しようとする願望。
(出典:Wiktionary)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
懐
常用漢字
中学
部首:⼼
16画
“素”で始まる語句
素人
素
素直
素性
素振
素気
素朴
素足
素姓
素破