“表具”の読み方と例文
読み方割合
ひょうぐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芳古堂は表具ひょうぐ経師きょうじとで、格も高く、手堅いので知られていた。先代からのきまったとくい先と、当代知名な五、六人の書家や絵師。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「いっそこの絵エ表具ひょうぐしてもろたらどうやねん。それでそれが出来上ってから、光子さんに見に来てもろたらええやないか」
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
同じく京都の技で忘れ得ないものに表具ひょうぐがあります。昔は裱褙ひょうほうえといいました。作る者を経師屋きょうじやと呼ぶのは、経巻の仕立が表具の起りであったことを示します。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)