“大馬路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいマロ33.3%
タマロ33.3%
ダマロ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大馬路だいマロ四馬路スーマロ茶楼ちゃやなどへ行って、客を引くところの拉的野鶏らってきやけい、つまりこの二種類なのです。
実は上海から香港の間で駆り集めた田舎ドサ廻りの寄席芸人の一団で、中には昨日まで大馬路タマロの闇に咲いていたなどという劇しいのもいた。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
いやしくも支那を旅行するのに愉快ならんことを期する士人は土匪どひに遇う危険は犯すにしても、彼等の「第二の愛郷心」だけは尊重するように努めなければならぬ。上海の大馬路ダマロはパリのようである。
長江游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)