“人糞”の読み方と例文
読み方割合
じんぷん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何故といふに梅が香は人糞じんぷんの如き高き香にあらねばやや遠き処にありてこれを聞くには特に鼻の神経を鋭くせずば聞えず。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
祭典中のラサ府 さていよいよモンラムが始まるとなると、ラサ府の市街に行列して居った人糞じんぷんはどこかへすっかりと持運ばれて綺麗きれいになってしまう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
み取り便所は如何いかに改善すべきか?」という書物を買って来て本気に研究したこともあった。彼はその当時、従来の人糞じんぷんの処置には可成かなりまいっていた。
(新字新仮名) / 太宰治(著)