トップ
>
人糞
>
じんぷん
ふりがな文庫
“
人糞
(
じんぷん
)” の例文
何故といふに梅が香は
人糞
(
じんぷん
)
の如き高き香にあらねばやや遠き処にありてこれを聞くには特に鼻の神経を鋭くせずば聞えず。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
祭典中のラサ府 さていよいよモンラムが始まるとなると、ラサ府の市街に行列して居った
人糞
(
じんぷん
)
はどこかへすっかりと持運ばれて
綺麗
(
きれい
)
になってしまう。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
「
汲
(
く
)
み取り便所は
如何
(
いか
)
に改善すべきか?」という書物を買って来て本気に研究したこともあった。彼はその当時、従来の
人糞
(
じんぷん
)
の処置には
可成
(
かなり
)
まいっていた。
葉
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
人糞
(
じんぷん
)
の臭気があるというドリアンの木もある。巡査は手を鼻へやってかぐまねをしてそして手をふって「ノー・グード」と言い、今度は食うまねをして「ツー・イート・グード」と言う。
旅日記から
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
溝は大小便の溜池 その溝にはラサ婦人のすべてと旅行人のすべてが大小便を垂れ流すという始末で、その縁には
人糞
(
じんぷん
)
が行列をして居る。その臭い事といったら堪らんです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
▼ もっと見る
合
(
あ
)
い
憎
(
にく
)
のことには、私の場合、犬馬の労もなにも、興ざめの言葉で恐縮であるが、
人糞
(
じんぷん
)
の労、汗水流して、やっと書き上げた二百なにがしの頁であった。それも、決して独力で、とは言わない。
創作余談
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
けれどもそれも自然と慣れるです。そうしてこっちが
其便
(
それ
)
を済まして来ますと犬は先を争うてその
人糞
(
じんぷん
)
を喰いに来る。だから西北原の内には便所はないけれど人糞の転がって居るような事もない。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
“人糞”の意味
《名詞》
人間の排泄した大便。
(出典:Wiktionary)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
糞
漢検準1級
部首:⽶
17画
“人”で始まる語句
人
人間
人々
人気
人形
人数
人魂
人力車
人影
人目