“いしっころ”の漢字の書き方と例文
語句割合
石塊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
シチュウは早く云うとシキのなかの大工見たようなものかね。それから山市やまいちだが、こいつは、ただ石塊いしっころをこつこつ欠いてるだけで、おもに子供——さっきも一人来たでしょう。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「これも昔こゝで殺されたお公卿くげさまです。この人の亡霊が俊基朝臣の亡霊を教唆きょうさして蛇身鳥刃の雉に化けさしたのですから、この石塊いしっころ見たいな墓が謂わばこの辺の名所旧蹟一体の築源地ちくげんちです」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)