“山市”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまいち50.0%
さんし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この逐一ちくいちを聞いていた自分はたとい、掘子ほりこだろうが、山市やまいちだろうが一生懸命に働かなくっちゃあ、原さんに対して済まない仕儀になって来た。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
坑夫、シチュウ、掘子ほりこ山市やまいちに限って執行される、また執行されなければならない一種の葬式である。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
柳生谷の山市さんしは、すぐ二人の後ろになった。武蔵は相かわらず黙々と足をすすめているだけであった。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
中国のしょくへ通う途中にでもありそうな「山市さんし」といったおもむきの土地である。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)