“さんし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サンシ
語句割合
山嘴21.4%
三四14.3%
惨死14.3%
山市7.1%
三祠7.1%
参差7.1%
參仕7.1%
散指7.1%
産子7.1%
餐芝7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成程庭の左の方の隅は山嘴さんしが張り出してゐて、其の樹木の鬱蒼たる中から一条の水が落ちてゐるのらしく思へた。
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
自分は三四さんし着の洋服を作らす参考にと思つて目に触れる女の服装に注意して見たが、色の配合からブトンの附け方までまつたく同じだと云ふ物を一度も見たことが無い。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
彼等の惨死さんしはづかしむるなかれ、たまたま奇禍を免れ得ざりしのみ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
柳生谷の山市さんしは、すぐ二人の後ろになった。武蔵は相かわらず黙々と足をすすめているだけであった。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
中国のしょくへ通う途中にでもありそうな「山市さんし」といったおもむきの土地である。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寺では千手観音を本尊にしているが、而も山上に鏡※池というがあって、かたわらに善女龍王ぜんにょりゅうおう雨壺の三祠さんしいつ祈雨きうの神として仰がれていた(三国地志二十六)。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
しかし書を著すものはことさらに審美学者の所謂無秩序中の秩序を求め、参差さんし錯落の趣を成して置きながら、這般しやはんの語を以て人を欺くのである。たゞ清川の此八字は実録である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
げにや榮華は夢かまぼろしか、高厦かうか十年にして立てども一朝の煙にだも堪へず、朝夕玉趾ぎよくし珠冠しゆくわん容儀ようぎたゞし、參仕さんし拜趨はいすうの人にかしづかれし人、今は長汀ちやうていの波にたゞよひ、旅泊りよはくの月に跉跰さすらひて
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
槍を挙げて、あ、と言って散指さんしの形をして見せました。やや遠く離れて槍を抱えては摩醯首羅まけいしゅらの形をして見せました。またそろそろとかかりの槍を入れたその眼は、難陀竜王なんだりゅうおうの眼のように光ります。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
愛によらざる産子さんしは、産者にとって罪悪であり、子女にとって救われざる不幸である。愛によって生れ出た子女が、侮辱をこうむらねばならぬのは、この上なき曲事きょくじである。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
入氣は即ち「いき」で仙人の餐芝さんし服氣ふくきといひ、道家の導氣養性といひ、亢倉子かうさうしの氣を嚥み神をやしなひ、思を宰し慮を損し、逍遙輕擧すといへるのも、抱朴子はうぼくしにいへる郗儉が空冢中くうちやうちうに墮ちて
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)