“フランス”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ふらんす
語句割合
仏蘭西92.3%
佛蘭西4.1%
0.5%
法朗西0.5%
仏欄西0.3%
払朗察0.3%
仏国0.3%
仏蘭0.3%
佛朗西0.3%
佛蘭士0.3%
0.3%
法国0.3%
法蘭西0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……父さまは良い方だったわ、あたしが母さまに似ているので、彼女のようだという意味から仏蘭西フランス語で、『彼女エル』と呼んだんだわ。
海浜荘の殺人 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
蟋蟀こほろぎが鳴く夏の青空あをぞらのもと、神、佛蘭西フランスうへに星のさかづきをそそぐ。風は脣に夏のあぢはひを傳ふ。銀砂子ぎんすなごひかり凉しき空の爲、われは盃をあげむとす。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
八、南米行 客船はリバプール港より出て、風も雨も夏の深まりを知る。フランスの海で涼気を初めて覚え、ポルトガルの首都では暑熱はなお強かった。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
長崎画ながさきゑ英吉利イギリス人、法朗西フランス人、露西亜ロシヤ、(驚きし如く)おお! おお!
長崎小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
訛りのある仏欄西フランス語で口やかましく話しながら、自分たちの卓子テーブルに就いて煙草を取出とりだした、——もう毎日のことで注文は分っているらしく
亡霊ホテル (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そう云って給仕ボーイが、卓子テーブルの上へ銀盆を置いた時である。突然うしろから訛りのない流暢な仏欄西フランス語で
亡霊ホテル (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
寛政のころに当りて、払朗察フランス国にポナパルテなる者あり、国乱を払い鎮めて自立して王たり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
神徳に依頼する和蘭オランダ王兼阿郎月オランユ払朗察フランス国の地名)納騒ナスソウ独逸ドイツ国都の地名)のプリンス(爵名)、魯吉瑟謨勃児孤リュキセムフルク和蘭オランダ国の地名)のコロートヘルトフ(爵名)微爾列謨ウイルレム第二世
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
日記は日本語と仏国フランス語と半々位に書かれてあった。夫人を失った悲しみが胸を打つらしく、至る処に悲痛な歎きが見出される。ある時は夫人の後を追うて、死を切望するらしい文字もあった。
情鬼 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
「アフリカの砂漠にその記録を落しておいて、仏蘭フランス人が拾って」焼いて見ても立派な結晶焼が出来るはずですというのだ。
九谷焼 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
かの佛朗西フランス人それがしが如く、高等靜論スタチツクの算法によりて古人が不用意にして靜性スタビリテエトの極處に至れるを看破してこそ、その美なる所以を知るべきなれ。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
土耳古トルコ使しくわん佛蘭士フランス使くわん武官くわん以下西よう人の住宅じうたく非常ひぜうに多い外になかなかとく色のあるじう人を持つてゐる。
胸をわくわくさせながら俺は、丸万から聞いたフランス租界の砂馬の家へと急いだ。俺の胸がわくわくはずんでいたのは、あれはなぜか。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
(光緒己丑三月、英倫イングランドの務めを終えて東へ帰る、法国フランス馬賽口マルセイユより船に乗る、日本井上甫水兄に遇う。また欧州より東へ帰る者である。舟帆(篷は舟の苫)をかたわらに筆談す。
欧米各国 政教日記 (新字新仮名) / 井上円了(著)
(注。モンテ、ピンチヨオには公園あり。西班牙スパニヤいしだん法蘭西フランス大學院よりポルタ、デル、ポヽロに至る。羅馬の市の過半とヰルラ、ボルゲエゼの内苑とはこゝより見ゆ。)