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嚢
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のう
ふりがな文庫
“
嚢
(
のう
)” の例文
献帝は、そう仰っしゃって、李司馬の許へ使いを立て、一
嚢
(
のう
)
の米と、一
股
(
こ
)
の牛肉を要求された。すると、李傕がやって来て
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
〔評〕南洲、
顯職
(
けんしよく
)
に居り
勳功
(
くんこう
)
を
負
(
お
)
ふと雖、身極めて
質素
(
しつそ
)
なり。朝廷
賜
(
たま
)
ふ所の
賞典
(
しやうてん
)
二千石は、
悉
(
こと/″\
)
く私學校の
費
(
ひ
)
に
充
(
あ
)
つ。
貧困
(
ひんこん
)
なる者あれば、
嚢
(
のう
)
を
傾
(
かたぶ
)
けて之を
賑
(
すく
)
ふ。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
爆発管も火薬
嚢
(
のう
)
も用意していなかったギーユミノーの不運な軽率。砲兵隊が
泥濘
(
でいねい
)
に足を取られたこと。護衛のない十五門の砲がある
凹路
(
おうろ
)
でアクスブリッジのために転覆されたこと。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
我窮せざりし時に我に信用ありしもわが
嚢
(
のう
)
の空しくなると同時にわが
言
(
ことば
)
は信ぜられざるに至れり、われ友を
訪
(
と
)
うも彼れ我を見るを好まず、我れ彼に
援助
(
たすけ
)
を乞えば嫌悪以て我に答う
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
と、一
嚢
(
のう
)
の金銀を彼に贈った。いやこんな物はと、断るのを、三名が
強
(
た
)
ってのことばに、ついに
懐中
(
ふところ
)
におさめて去った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
入れ代りに従者らしき男が一
嚢
(
のう
)
の
沙金
(
さきん
)
をおいて風の如くぷッと去ってしまった。なんたる
大人
(
たいじん
)
ぶり、いや
肝
(
きも
)
ッ玉だろう。てんで歯の立つ相手ではない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
巻絹十
疋
(
ぴき
)
、砂金一
嚢
(
のう
)
、酒一
荷
(
か
)
、大鯛一台などの品々を供に
担
(
にな
)
わせて、そのお使者は、
女輿
(
おんなごし
)
を中門で降り、
色代
(
しきたい
)
うやうやしげに——若殿さま御婚礼のお祝いに
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いざとの立ち際にも、劉高はそっと一
嚢
(
のう
)
の
沙金
(
さきん
)
を袖の下へつかい「諸事、よろしく」と黄信の
沓
(
くつ
)
をも拝さんばかりな
媚
(
こ
)
び
方
(
かた
)
、ともに、青州行きの列に従った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その勢二十余万、蛮土の降参兵を加うること一万余、一兵ごとに一
嚢
(
のう
)
を
担
(
にな
)
い、早くも三江の城壁へ迫った。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、そこへ
広蓋
(
ひろぶた
)
に載せた
種々
(
くさぐさ
)
な
音物
(
いんもつ
)
に、一
嚢
(
のう
)
の砂金まで贈っていた。幕府内の有力な者が地方へ出れば、ところの地頭や守護は、あいさつとして、通例、こういう礼を執ってくる。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
玄徳はそれを一
嚢
(
のう
)
に納めて、実直な兵を一人撰抜し
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“嚢”の解説
『嚢』(ふくろ)は、手塚治虫による日本の短編漫画。ホラー色が加味されたミステリー調の話で、『漫画サンデー』(実業之日本社)1968年5月10日増刊号に掲載された。
(出典:Wikipedia)
嚢
漢検準1級
部首:⼝
18画
“嚢”を含む語句
衣嚢
背嚢
財嚢
革嚢
氷嚢
嚢中
金嚢
内衣嚢
小嚢
行嚢
智嚢
雑嚢
旅嚢
胃嚢
画嚢
皮嚢
砂嚢
胆嚢
陰嚢
一嚢
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