“自称”の読み方と例文
読み方割合
じしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暗闇で、ものが見える目を持っていると自称じしょうする女であった。こういわれては、四馬頭目もぺちゃんこだ。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と、頓馬とんまな声を出して、初めてうしろに気がつくと、笠を縁がわへ押ッぽり出し、紺合羽こんがっぱの片袖を撥ねて、きせるのがん首で無断に座敷の煙草盆たばこぼんを引きよせている自称じしょう珍客様。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さなきだに犯罪はんざいや自殺多き夏の季節に、一万四千の腕白者わんぱくものが大都会の一堂に会合したことであり、群集心理の特徴とくちょうとして逆上ぎゃくじょうしやすき時、出席者のうちの大多数は、自称じしょう政治家
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)