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儂
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あたし
ふりがな文庫
“
儂
(
あたし
)” の例文
今もし試みにその腹を
割
(
さ
)
いたら、鬼が出るか仏が出るか、何の何の、鬼でもない仏でもない、「あら
儂
(
あたし
)
のではお厭なの」、それあの
花笄
(
はなこうがい
)
の小歌が今日見た水車の裾模様のまゝで出るのだ。
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
懇親といえば懇親あえて益する所はなく、いっそ窮屈極まるものと思って居たが、「あら
儂
(
あたし
)
のではお厭なの」、
嬌喉
(
きょうこう
)
玉を転ばすが如きこの妙音が、たちまち小歌という大知己を得させたので
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
儂
漢検1級
部首:⼈
15画
“儂”を含む語句
教儂不沾裙
儂等
儂智高
儂達
儂風情