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儂
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わたし
ふりがな文庫
“
儂
(
わたし
)” の例文
儂
(
わたし
)
はおかしい所へ行ったの、どこおかしい所ッて、写真さ、
撮影
(
とっ
)
て来たのお見せなと云えば、まだ来ないワ先のがあったか知らんと紙入を取出し
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
縦令
(
たとへ
)
旦那様
(
だんなさま
)
が
馴染
(
なじみ
)
の女の
帯
(
おび
)
に、百
金
(
きん
)
を
抛
(
なげう
)
たるゝとも
儂
(
わたし
)
が
帯
(
おび
)
に百五十
金
(
きん
)
をはずみ
給
(
たま
)
はゞ、
差引
(
さしひき
)
何の
厭
(
いと
)
ふ所もなき
訳也
(
わけなり
)
。
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
あなた御飯はと小歌が尋ぬるに、まだと貞之進が云えば、何になさいます鳥になさいな今の内ですからと
云
(
いっ
)
て、
儂
(
わたし
)
が食べる人のようだと婢を看返れば
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
お前さんのは
其処
(
そこ
)
にお
葉漬
(
はづけ
)
かありますよ、これは
儂
(
わたし
)
が
儂
(
わたし
)
のお
銭
(
あし
)
で買つたのですと
天丼
(
てんどん
)
を
抱
(
かゝ
)
へ
込
(
こ
)
み
候如
(
そろごと
)
きは
敢
(
あへ
)
て社会
下流
(
かりう
)
の事のみとも
限
(
かぎ
)
られぬ
形勢
(
けいせい
)
に
候
(
そろ
)
内職
(
ないしよく
)
と
人心
(
じんしん
)
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
儂
(
わたし
)
は名札は嫌いと
云
(
いっ
)
たのから見れば、一本に成てまだ間のない歌ちゃんなることが知られた。
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
▼ もっと見る
良人
(
やど
)
と
儂
(
わたし
)
は
歳
(
とし
)
の十
幾
(
いく
)
つも違ふのですもの、永く役に立つやうにして置かねばと何でも無しの
挨拶
(
あいさつ
)
に、
流石
(
さすが
)
おせつかいの
老婢
(
ばあや
)
もそれはそれはで
引下
(
ひきさが
)
つたさうだ
此処迄
(
こゝまで
)
来れば
憾
(
うら
)
みは無い。
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
儂
漢検1級
部首:⼈
15画
“儂”を含む語句
教儂不沾裙
儂等
儂智高
儂達
儂風情