“人心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんしん47.4%
ひとごころ31.6%
ひとごゝろ21.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「およそ人心じんしんうちえてきのこと、夢寐むびあらわれず、昔人せきじんう、おとこむをゆめみず、おんなさいめとるをゆめみず、このげんまことしかり」
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
電信柱に下向きのかたがり燕、一羽気まぐれに浮いたかもめが、どこかの手飼いのうぐいす交りに、音を捕うる人心ひとごころを、はッと同音に笑いでもする気勢けはい
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
慾深き人の心と降る雪は積るにつけて道をわするゝと云う、慾の世の中、慾の為には夫婦の間中あいなかも道を違えます人心ひとごゝろで、其の中にもまた強慾ごうよくと云うのがございます。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)