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人心
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ひとごゝろ
ふりがな文庫
“
人心
(
ひとごゝろ
)” の例文
慾深き人の心と降る雪は積るにつけて道を
遺
(
わす
)
るゝと云う、慾の世の中、慾の為には夫婦の
間中
(
あいなか
)
も道を違えます
人心
(
ひとごゝろ
)
で、其の中にも
亦
(
また
)
強慾
(
ごうよく
)
と云うのがございます。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
……もう、もう、そんな
愚痴
(
ぐち
)
はやめ……星も出よ、あらしも吹けよ、唯ひとすぢに、あの人を思ふわが身には、どうでもよい。ある日マノンの歌ふには「
移
(
うつ
)
ろひやすい
人心
(
ひとごゝろ
)
」
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
心
(
こゝろ
)
に
止
(
と
)
まる
物
(
もの
)
もなく、
氣
(
き
)
にかゝる
景色
(
けしき
)
にも
覺
(
おぼ
)
えぬは、
我
(
わ
)
れながら
酷
(
ひど
)
く
逆上
(
のぼせ
)
て
人心
(
ひとごゝろ
)
のないのにと
覺束
(
おぼつか
)
なく、
氣
(
き
)
が
狂
(
くる
)
ひはせぬかと
立
(
たち
)
どまる
途端
(
とたん
)
、お
力
(
りき
)
何處
(
どこ
)
へ
行
(
ゆ
)
くとて
肩
(
かた
)
を
打
(
う
)
つ
人
(
ひと
)
あり。
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
扨も窶れたるかな、
愧
(
はづか
)
しや我を知れる人は斯かる
容
(
すがた
)
を何とか見けん——、そも斯くまで骨身をいためし哀れを思へば、深さは我ながら程知らず、是も
誰
(
た
)
が爲め、思へば
無情
(
つれな
)
の
人心
(
ひとごゝろ
)
かな。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
“人心”の意味
《名詞》
人 心(じんしん、ひとごころ)
人間の心。
民衆の気持ち。
(出典:Wiktionary)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“人心”で始まる語句
人心地
人心収攬
人心持
人心恟々
人心惟危
人心収攬術