“引下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきさが50.0%
ひきおろ35.7%
ひきさ7.1%
ひきさげ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折角花道から、苦労しながら仁木にき弾正だんじょうがせり上って見ても、毎日毎日大根引下ひきさがれ、と叫ばれて見ては、あまりいい気はしないだろう。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
博士は「クンカン?」といつて、一寸小首をかしげたが、そのまゝ起上たちあがつて書棚から新版の辞書を引下ひきおろして来た。
是故に己が價値ねうちによりていと重くいかなる天秤はかりをも引下ひきさぐる物にありては、他のつひえをもてつぐなふことをえざるなり 六一—六三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
悪貨をて逼迫した金融を緩和しようと言う議はありましたが、もう少し根本的に考えて、米価を引下ひきさげようとか、差し当り何十万の窮民を救おうとか言う議は無かったのです。
黄金を浴びる女 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)