“ひきさげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引提50.0%
引下50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引提ひきさげ我先にとはせ出すにぞ親類縁者其外日來ひごろ懇意こんいの人々は此知せを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
當所評定ひやうぢやう落着日らくちやくびに付役人共町役所に相詰あひつめ居るによりぢきに役所へ御出有てしかるべしと申にぞ小左衞門承知なし町役所へと急ぎ行やがて遠州榛原郡はへばらごほり相良さがらの城下根來ねごろ町役所へ横着よこづけ乘込のりこみたりされば詰合の役人共大いに驚き何事やらんと早速尋ぬるに諸國巡見使松平縫殿頭ぬひのかみ使者牧野小左衞門なりと云ながら駕籠より立出刀引提ひきさげ役所の上座へとほりければ諸役人下座へ引下り一同平伏へいふくす時に小左衞門重役衆と聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
悪貨をて逼迫した金融を緩和しようと言う議はありましたが、もう少し根本的に考えて、米価を引下ひきさげようとか、差し当り何十万の窮民を救おうとか言う議は無かったのです。
黄金を浴びる女 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)