“天丼”の読み方と例文
読み方割合
てんどん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
看板には「御休息とお中食、天丼てんどん、トンカツ」などと書いてあったが、座敷へとおされてみて、こいつはいけない、と私は思った。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
控室へ帰ってみると、控室には一列に食卓が並べられていて、受験生たちはぼつぼつ食事をはじめていた。天丼てんどんである。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
夕食に楽屋一同へ天丼てんどんの使いものがあったが、須磨子の好きな物なのにほしくないからとて手をつけなかった。帰宅してからも食事をとらなかった。
松井須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)