“蒼龍”のいろいろな読み方と例文
新字:蒼竜
読み方割合
さうりう33.3%
そうりゅう33.3%
ソウリュウ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水底みなそこには蒼龍さうりうのぬしをひそめて、おほいなる蠑螈ゐもりかげの、みだるゝ、とくものを。
十和田の夏霧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
麒麟きりんの頭にもつのがある。蒼龍そうりゅうの頭にも角はある。凡下ぼんげの者が見るのは凶になるが、将軍のような大勇才度のある人が見るのは実に大吉夢といわねばならん。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして麓町まで来ると「太原之たいげんの力士、擎天柱けいてんちゅう任原じんげん茲有ここにあり」と大幟おおのぼりが立ててあり、幟の下には「コブシハ南山ノ虎ヲ打チ。脚ニ北海ノ蒼龍ソウリュウヲ蹴ル」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)