“そうりゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソウリュウ
語句割合
双龍30.0%
叟柳20.0%
蒼竜20.0%
宗立10.0%
蒼龍10.0%
雙龍10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だがそれとて一口に云えば、上海シャンハイ風ということが出来る。壁の一方に扉がある。双龍そうりゅうたまを争うところの図案を描いた扉である。一方の壁に窓がある。龕燈形の窓である。
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
折節帰省中であった下村為山いざん君を中心として俳句の研究をしつつあった中村愛松あいしょう、野間叟柳そうりゅう伴狸伴ばんりはん、大島梅屋ばいおくらの小学教員団体が早速居士の病床につめかけて俳句の話を聞くことになった。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
白虎びゃっこ池の菖蒲しょうぶの生えたみぎわを行くところ、蒼竜そうりゅう池の臥竜橋がりょうきょうの石の上を、水面に影を落して渡るところ、栖鳳せいほう池の西側の小松山から通路へ枝をひろげている一際ひときわ見事な花の下に並んだところ、など
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
隠居三斎宗立そうりゅうもまだ存命で、七十九歳になっている。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
麒麟きりんの頭にもつのがある。蒼龍そうりゅうの頭にも角はある。凡下ぼんげの者が見るのは凶になるが、将軍のような大勇才度のある人が見るのは実に大吉夢といわねばならん。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雙龍そうりゅう玉を争うの陣だ」
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)