“拳大”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こぶしだい83.3%
こぶしほど16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は同君とは高等学校から大学へかけて六年間同級生でしたから、ここに拳大こぶしだいの判をして保証することが叶います
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
見憶えのあるずぼんに、まぎれもないバンドを締めている。死体はおいの文彦であった。上着は無く、胸のあたりに拳大こぶしだいれものがあり、そこから液体が流れている。
夏の花 (新字新仮名) / 原民喜(著)
雹の通る路筋みちすじはほゞきまって居る。大抵上流地から多摩川たまがわに沿うてくだり、此辺の村をかすめて、東南に過ぎて行く。既に五年前も成人おとな拳大こぶしほどの恐ろしい雹を降らした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)