“相輔”の読み方と例文
読み方割合
あいたす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
決しておばれざるべしとの覚悟さえ生じければ、亡夫が一週年の忌明きあけを以て、自他相輔あいたすくるの策を講じ、ここに再び活動を開始せり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
これに比すれば一国内の人民がことごとく公平の待遇を受け、互いに相輔あいたすけ相親しみ、協力一致して、自国の繁栄をはかるという苔虫道のほうがはるかに高尚なものと言わねばならぬ。
理想的団体生活 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)
女は何処どこまでも女たれ男は何処までも男たれ、かくて両性互いに相輔あいたすけ相補うてこそ始めて男女の要はあれと確信せるものなるに、はからずもかかる錯誤さくごを招きたるは、妾のはなはだ悲しむ所
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)