“溺死体”の読み方と例文
読み方割合
できしたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
溺死体できしたいが高価な衣類を着用していたなら(六郎氏はあの夜大島おおしまの袷に鹽瀬の羽織を重ね、白金プラチナの懐中時計を所持して居りました)
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
なるほど石橋スパセニア(二十歳)は無疵むきず溺死体できしたいであるが、石橋ジーナ(二十三歳)は額に盲管銃創を負っている。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
けれども見習いは、引きずり上げられた溺死体できしたいのようにだらりとして、目ばかりを宙につっていた。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)