“からすま”の漢字の書き方と例文
語句割合
烏丸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、女がある日、一つのかぎをくれて、烏丸からすまより東、六角より北のこういう所に行くと、蔵が五つある。その蔵の南から二番目のを、このかぎで開けなさい。
女強盗 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
けれど尊氏は、しごく大ざッぱに、これらの家族を見、ひとまず烏丸からすまのさる女院のお住居のあとへ入れて、時折には通っていた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
美術工芸の名工を京都烏丸からすまに集めたので、京都は美術工芸の中心地となり、本阿弥ほんあみ光悦とか野村宗達などの優れた工芸家があらはれ、桃山風の華美な工芸品を作つた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)