“金口”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きんぐち72.0%
きんくち12.0%
こんく8.0%
きんく4.0%
こんぐ4.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“金口”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.5%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.3%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
俊助はようやく鋒芒ほうぼうをおさめながら、短くなった金口きんぐちを灰皿の中へほうりこんで、やや皮肉にこう尋ねた。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
俊助はまた金口きんぐちに火を付けながら、半ば皮肉な表情を浮べた眼で、もう一度「それから?」と云う相図あいずをした。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
暁葉子にかかりきって大鹿とのロマンス、大鹿の居所などを追っかけていた木介は、ギョッとして、金口きんくち副部長をふりかえり、
投手殺人事件 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
よき金口きんくち煙草たばこのむ。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
如來によらい金口こんくわれ聞く
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
序は、「釈迦如来、金口こんくに正しく説き給はく、等しく衆生しゆじやうを思ふこと、羅睺羅らごらの如しと。又説き給はく、愛は子に過ぎたるは無しと。至極の大聖すら尚ほ子をうつくしむ心あり。して世間よのなか蒼生あをひとぐさ、誰か子をしまざらめや」というものであり
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
僕の生活は相変らずくうな生活で始終している。そして当然僕の生涯のげんの上には倦怠けんたいと懶惰が灰色の手を置いているのである。考えて見れば、これが生の充実という現代の金口きんく何等なんらの信仰をも持たぬ人間の必定ひつじょうちて行く羽目はめであろう。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
お許しがないのに殉死の出来るのは、金口こんぐで説かれると同じように、大乗の教えを説くようなものであろう。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)