“きんく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勤苦33.3%
禁句33.3%
金口33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしそのおかげでわれわれは機械を動かし汽車を走らせなどすることを得る、この意味において、夏日は流汗し冬日は亀手きしゅして勤苦きんく労働にえきしつつある多数の貧乏人は
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
りとはいへども、そのこゝろざし、むしろにあらずくべからず、いしにあらず、ころばすべからず。……ありがたい。いや、禁句きんくだ。こんなところいしころんでたまるものか。たとへにもやまくづるゝとかふ。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
考えて見れば、これが生の充実という現代の金口きんく何等なんらの信仰をも持たぬ人間の必定ひつじょうちて行く羽目はめであろう。それならそれを悔むかというに、僕にはそれすら出来ない。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)