“金口煙草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんくち33.3%
きんぐち33.3%
きんぐちたばこ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竹束の前の大きなけやきの角材に腰をかけたインバネスに中折帽の苦み走った若い男が、青ざめた澄ました顔をして金口煙草きんくちに火をけている。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
天井の綱にブラ下りながら兼に金口煙草きんぐちを一本れた。兼はしきりに頭をいた。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
画家 (且つ傾き、且つ聞きつつ、冷静に金口煙草きんぐちたばこくゆらす)お爺さん、煙草を飲むかね。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)