“白鉢巻”の読み方と例文
読み方割合
しろはちまき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実地じっちってるとうまいたって穏和おとなしいもので、わたくしたいへん乗馬じょうばきになりました。乗馬袴じょうばはかま穿いて、すっかり服装ふくそうがかわり、白鉢巻しろはちまきをするのです。
田川は白鉢巻しろはちまきをして勇壮ゆうそう活発かっぱつ剣舞けんぶをやった。青山は民謡をうたったが、その声は美しくさびて、おちついていた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
あすは討入りという四月二十日の夜、数馬は行水を使って、月題さかやきって、髪には忠利に拝領した名香初音はつねき込めた。白無垢しろむく白襷しろだすき白鉢巻しろはちまきをして、肩に合印あいじるし角取紙すみとりがみをつけた。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)