“活発”の読み方と例文
旧字:活發
読み方割合
かっぱつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田川は白鉢巻しろはちまきをして勇壮ゆうそう活発かっぱつ剣舞けんぶをやった。青山は民謡をうたったが、その声は美しくさびて、おちついていた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
その子の富士男はことし十五歳、学校はいつも優等ゆうとうであるうえに、活発かっぱつで明るく、年少者に対してはとくに慈愛じあいが深いところから、全校生徒が心服しんぷくしている。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
彼は僕より躯幹くかん長大にして、活発かっぱつにかつ短気の男であったが、この時ばかりは何も手向てむかいだもせず、なぐられたままにその夜を過ごし、翌日は丁寧に礼を述べ他の下宿げしゅくに移ったことがある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)