“鉢巻廂”の読み方と例文
読み方割合
はちまきびさし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主税は振り向いて、鉢巻廂（はちまきびさし）の眉深（まぶか）な陰から、くるっとした眼で微笑した。そして屹（きっ）と、槍を横にかまえながら、さすがに若い血が武者ぶるいを止め得ないように、よい敵もがなと、眼をくばっていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)