“合印”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいじるし85.7%
あひじる14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは東京随一の不良少女享楽団が全部揃いで持っているもので、どこかに合印あいじるしか何かあるらしいがハッキリとわからない。
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
人馬の公用を保証するために、京都の大舎人寮おおとねりりょう、江戸の道中奉行所をはじめ、その他全国諸藩から送ってよこしてある大小種々の印鑑がその中から出て来た。宿駅の合印あいじるしだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
さうして下男げなんには、菱形ひしがたの四かくへ『』の合印あひじるしのいた法被はつぴせてくれた。兩掛りやうがけの一ぱうには藥箱くすりばこをさめ、の一ぱうには土産物みやげものはひつてゐた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)