“あいじるし”の漢字の書き方と例文
語句割合
合印100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よし。ではめいめい、合印あいじるしとして、これをかぶとの真向へ挿してゆけ」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先ず福昌号の表口へ行って、その店の商品の合印あいじるしが○に福の字である事を、その肉の太さから文字の恰好まで間違いないように懐紙に写し取った。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それらは最近の府藩県の動きを知るに足るもので、伝馬所に必要な宿駅の合印あいじるしである。尾州藩関係の書類、木曾下四宿に連帯責任のある書付なぞになると、この仕分けがまた容易でなかった。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)