月代さかいき)” の例文
今に記憶してる事を申せば、幼少の頃、月代さかいきるとき、頭のぼんくぼを剃ると痛いから嫌がる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
兄貴め腹ア立ちやアがって、見てお呉んなせえわっち月代さかいきの処を撲切ぶっきりやアがって此の通り疵がある、なん兄弟きょうでえでもあんまりな事をやアがるから、う兄貴でも何でもねえ
身体からだは汚れて居るし、髪はクシャ/\になって居る、何は扨置さておき一番先に月代さかいきをしてれから風呂に這入ろうと思うて、小舟こぶねのっおかに着くと、木村のおむかえが数十日前から浦賀に詰掛つめかけて居て
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)