月代さかゆき)” の例文
紙帳のことは『浅間あさまだけ』という、くさ双紙ぞうしでおなじみになっている、星影土右衛門という月代さかゆきのたったすごい男が、六部の姿で、仕込みづえをぬきかけている姿をおもいだし、大きな木魚面の
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
日ごとに月代さかゆきもまだその頃には青々として美しく、すらりとしてせい高く、長いおとがいに癖のある細面ほそおもての優しさは、時の名優坂東三津五郎ばんどうみつごろう生写いきうつしといたる処の茶屋々々にいいはやされるが何よりも嬉しく
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)